「おうち焼肉」と「室内干し」を叶える充実の設備/秋田県大仙市

吹き抜けと天井高で広さを感じる空間に

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一面に広がる水田地帯を抜けた先、山の麓にF邸があります。外観について「ホテルみたいな印象」と話されるFさま。当社のホームページの施工事例を見て「他にないデザイン」と気に入ってくださり、今回のご依頼をいただきました。

Fさまは林業を営まれており、近隣の農家さんが所有する森林を管理しています。もともとあった築150年余りの旧居を建て替え、事務所を併設したご自宅を新築しました。向かって左がご自宅、右が事務所です。

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Fさまのご希望は、広い空間のある家。玄関とホールの上部は吹き抜けになっており、家に入ってすぐ、開放感を感じられます。

2階の窓からも光が降り注ぎ、明るい空間になりました。

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約22畳あるリビングダイニング。一般的な住宅よりも天井を高く造ったことで、面積以上に広い印象です。

その他の部屋も10畳前後を確保し、ゆったりとした造りです。

全館空調で冬も寒さ知らず

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リビングの引き戸を開けると、そのまま和室へとつながっています。「来客用の寝室、ちょっとした休憩スペースとして重宝します」と奥さま。

r210711_3_0169.jpg<曲線で設えられた床の間は、間接照明も相まって上品な温かみを感じられます>

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暖冷房設備には、エアコンを採用。「部屋ごとの室外機をなくしたい」というFさまのご希望があり、ビルトインタイプの全館空調にしました。

エアコン本体は1台のみ。それぞれの部屋にはダクトを使って暖気・冷気を行きわたらせます。壁掛け式のエアコンがなく、室内はスッキリとしています。

昨年の秋から住み始めて丸一年。吹き抜けがある広い家なのに、冬も寒さ知らずだったそう。「家のどこにいても暖かくて、真冬でも半袖で過ごしていました」とFさま。トリプルガラスサッシと高性能グラスウール断熱材で20センチ相当の断熱性能、そして高い気密性能により、年間を通して、家の中は常に一定の室温が保たれています。

オリジナルの焼肉用ダクトを設置

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キッチン周りには、奥さまのこだわりが詰まっています。

中でも気に入っていただいているのが、焼肉用の換気設備。「焼肉をよくする」との話をお聞きして、ダイニングの天井に専用の換気口(白い四角の部分)を設置しました。焼肉をする時には、ここに当社がオリジナルで制作した換気フードを取り付けると、煙や臭いが直接ダクトに吸い込まれる仕組みです。

「次の日にも家の中が全く臭いません」と奥さま。また、クロスへの油はねや汚れも気にならなくなったそう。ご家族で「おうち焼肉」を思う存分に楽しんでいただいています。

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IHクッキングヒーターは、住宅設備の展示会で一目惚れした3口横並びタイプを選びました。奥にあるコンロがなくなったことで、だんぜん使いやすくなったそう。ヒーターの手前は配膳スペースに使えます。

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キッチンの横にはパントリーを完備。食料品をはじめ、日用品などが整理されて収納されています。

先ほどの焼肉用換気フードも、こちらでスタンバイしています。(フードにご興味をお持ちの方はお問い合わせくださいませ)

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キッチンの勝手口を出ると、事務所の勝手口につながっていて、ご自宅との行き来がしやすくなっています。

事務所は、執務用のデスク、応接スペースとシンプルかつ機能的にレイアウト。デスクの後ろにはミニキッチンがあり、来客時にはすぐお茶を出せます。

虫と花粉対策の室内干しスペース

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ご自宅のすぐ裏には杉林、また山が近くにあるため、防虫対策が欠かせません。秋になると、大量のカメムシが飛んできて、外壁には何百匹単位で張り付いてしまうそう。また、春にはスギ花粉の対策も必須です。

そこで、虫の侵入が防げるよう、窓は縦すべり出しタイプを採用。2階にはフリースペースを設け、洗濯物を室内に干せるようにしました。このスペースは、息子さんのお友達が泊りに来た時には、布団を干す際にも活躍するそうです。

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休みの日になると、アパートに住んでいるお孫さんが遊びにやって来ます。「すごく散らかるんです」と苦笑するFさまですが、お孫さんが家の中でのびのびと過ごされるのを見るのは楽しいご様子。こうした家族団らんが、Fさまご夫婦にとってかけがえのないひとときとなっています。

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