機能的な回遊動線で家事楽な「帰りたくなる家」 秋田県大仙市

S_231203_furukawa_tei_047_D5R_0280.jpg

白を基調とした、すっきりとした空間が心地良いこちらのお住まいは、Fさまご家族の住まいです。待ちに待ったマイホームとファミリーのストーリーを取材させていただきました。

S_231203_furukawa_tei_033_D4S_0024.jpg

以前は、隣接するご主人の実家に住んでいたFさま。結婚を機に家づくりを考え、畑だった敷地内に新居を構える予定でしたが、農地を宅地にするための地目変更に時間がかかることを知ります。

その分野でも知識が豊富な弊社に、地目変更を含め、設計・施工をご依頼いただきました。

お父様の代でもご縁のあった弊社へお声がけいただく

S_231203_furukawa_tei_049_D5R_0293.jpg

ご主人の実家で営んでおられる理髪店も村上工務店で施工した縁がございました。

改良された土地に家を建てるまでには時間を要することもあり、家づくりの相談から完成まで、じつに約4年!

待ちに待った竣工に、ご夫婦も非常に喜んでくださいました。

S_231203_furukawa_tei_044_D5R_0260.jpg

ご夫婦に共通していたのは「帰りたくなる家」にしたいという想い。

豪雪地帯である大仙市では寒さが厳しいため、あたたかい住まいが理想です。

ご主人は「冷え込んだ日に帰宅して『寒い!』と震えるようなことがないです。実家暮らしの時には、家が古く寝ても覚めても寒かったので、今はとても快適です」と話します。

引越は2023年7月。初めての夏を新居で過ごされ、涼しく快適だったのはもちろんのこと、電気代が思った以上に安く済んで驚いたそう。初雪で道路も田畑も白く覆われた取材日も、朝起きたときの室温が暖房なしで12℃以上あり、「朝起き上がることが苦痛じゃなくなった」と笑顔のおふたり。

リビングと繋がる和室

S_231203_furukawa_tei_059_D5R_0364.jpg

リビングダイニングは16畳。当初は広さを20畳で希望されましたが、横にある和室とのつながりのおかげで、空間を広く使うことができます。奥さまも、洋と和が溶け合う空間のつながりを気に入ってくださいました。

現在、和室はお子様の遊び場や、幼稚園グッズの一時置き場として使っているそうです。老後は寝室としても重宝しそうです。

共働き世帯に必須の「家事楽」回遊動線

kumi01.jpg

フルタイムで働く奥さまが家づくりにおいて重視したのは、家事が楽にできること。

仕事が終わるとお子様のお迎えから夕食、後片付けに洗濯など帰宅後も忙しく過ごします。奥さまはSNSの施工事例を参考に「家事楽」をするため、間取りのリサーチをしていたそうです。

キッチンからパントリー、洗面脱衣室、バスルーム、そして衣類収納が、U字型の回遊動線上に見事にまとめられています。コンパクトながらも、機能が充実したスペースです。

S_231203_furukawa_tei_065_D4S_0036.jpg

奥さま「仕事着や普段使いのコート類はクローゼットへ、毎日の着替えもお風呂上がりにすぐに着られるよう、脱衣所の収納部分にしまっています。キッチンからお風呂まで、行ったり来たりすることなくスムーズに家事ができます。」

洗濯物を干した後の"畳む"を省略し、ポールを渡してハンガーに掛けておくことで、毎日着る仕事着はさっと羽織れるようになったそうです。

弊社からのご提案で、ポールの上部には収納棚を設置し、帽子など小物類の収納に役立ちます。

S_231203_furukawa_tei_060_D4S_0027.jpg

オープンパントリーには、ご主人がコレクションしたというお酒が多数並びます。

S_231203_furukawa_tei_042_D5R_0241.jpg

キッチンはどんな家電やインテリアにも馴染むホワイトで統一。足元のバー状のスイッチで水の出し止めができるフットスイッチユニットや、手入れのしやすい人工大理石のシンクなど、毎日使うところには妥協のない選択をしました。

S_231203_furukawa_tei_072_D5R_0399.jpg

シンクの背面に調理家電と収納をまとめて、洗う、刻む、加熱する、盛り付けるのクッキング動線がスムーズになり、10分、20分単位でそれまでより時短になったそう。

二階には男性が憧れるご主人の趣味部屋が

S_231203_furukawa_tei_011_D5R_0102.jpg

二階の子ども部屋は、お子さまの成長に合わせて使用予定。日当たりが良く、広さは4.5畳と丁度良い空間です。

S_231203_furukawa_tei_019_D5R_0180.jpg

ご主人の趣味部屋には、釣り道具がずらり。

「最初の図面の段階で、2畳ほどのフリースペースがあったんです。ここをなんとか部屋にできないかと、村上さんに頼んで造ってもらいました。憧れが実現するとなってからは、趣味部屋のことで頭がいっぱいでした(笑)」

S_231203_furukawa_tei_026_D4S_0008.jpg

パンチングボードの壁面収納には、釣り糸を巻き取るリールや、修理・オーバーホールをするための工具が美しく並びます。

S_231203_furukawa_tei_021_D4S_0002.jpg

川釣りはもちろん、海釣りもするというご主人は、海で釣った魚を捌いて食卓に出すこともあるそうです。

奥さま「実は、主人が車庫に魚を捌くためのシンクをDIYで設置したんです。キッチンで捌くのはニオイも気になるので......。そこで釣ってきた魚の下処理をやってもらっています。」

ご主人「当初、予算の都合で車庫が置けるか微妙だったのですが、なんとか予算内で車庫も設置してもらえました。」

お酒が好きなご主人は時折、台所に立っておつまみを作ったり、家族の食事を作ったりすることも。

S_231203_furukawa_tei_070_D5R_0391.jpg

好みやライフスタイルに寄り添いながらプラスαの提案を

ご夫婦のご要望に沿いながら、プラスアルファのご提案をさせていただき、家全体の壁紙や、和室のコーディネートはお任せいただきました。Fさまから経験と知識を信頼いただき、ご満足いただけて、弊社も感謝しております。

S_231203_furukawa_tei_054_D5R_0330.jpg

家族でつくる「帰りたくなる家」

共働き世帯のFさまご家族が描く「帰りたくなる家」。

無駄のない機能的な水回りで家事・育児を手助けしてくれる回遊動線や、オフを楽しめる趣味部屋。

そして理想であった「夏は涼しく、冬は暖かい」この家で、Fさまはこれからも、お子様とともに家族の思い出を刻んでいくでしょう。

S_231203_furukawa_tei_003_D5R_0019.jpg

ブログ